4月に入学したウリ一年生たち。
当初はウリナラのチャモ(子音と母音)のことをひとつも知りませんでした。
配られた国語教科書をひらいて目を輝かせるどころか、「こんなの勉強したくない」とそっぽを向いてしまった生徒もいるくらいです。
ハングルは表音文字なので一つ一つに意味がなく、大人でも覚えるのが大変です。
それが今となってはどうでしょう。
子音ㄱㄴㄷㄹㅁㅂㅅ,母音ㅏㅑㅓㅕㅗㅛㅜㅠㅡㅣ。
これらの組み合わせは70通りあるのですがそこにパッチムㄴ,ㅇが加わると140通りもの字を読んだり書いたりできます。
教師の口元を見てややこしい母音を判断できるのです。
高速でめくられるフラッシュカードを見ながらウリマルで学用品の名前を言い当てたり、校内の施設名を言ったり。
教科書の挿絵をウリマルで言ったり書いたり。
大したものです。
生徒たちの柔軟な頭脳に毎日驚かされています。
生徒たちの学びにたいする姿勢を充分お伝え出来ないのがもどかしいです。
最近はより美しい字を書くために奮闘中です。