入学式(小学1年生)

2022年、春ですね。新学期が始まりました。

男子6人、女子3人の新入生を迎えることができました。とても喜ばしいです。

去年に引き続き初級部一年を担当しています。

入学式。

子どもたちは一体どんな気持ちで臨むのか私には想像もできません。

ただ、校長先生の呼びかけに「イエ!」(はい)と元気に返事ができて私はホットすると同時に、予行演習もなく大勢の前でも堂々とふるまうことができる子どもらの様子に感動しました。

子どもたちにくらべ担任の方はと申しますと、何度経験しても入学式のあいさつは緊張するもので、自分が保護者や子どもたちの前でなにを話したか覚えてもいません。

自由闊達で天真爛漫な子ども9名と、あわてんぼうで、じんわり冷や汗をかきながら奮闘している年齢詐称教師(子どもには百歳といってある)の一年が始まりました。

何かが起きそうな予感がしますね。

とは言ってもまだ二週間ほどしかたっていませんのでお互い様子見、とでもいったところでしょうか。

四月六日からかんたんな授業も始まりました。

初日、ハングルで名前をかく練習をしました。

プリントに書かれた自分の名前をなぞることはできますが、書き順はまるでわかりません。

こちらには思いもつかない順番でなぞって書くのですが、それを見るのはちょっと楽しいです。

鉛筆をにぎる前には一応、手首や指を動かす体操をしています。

グーパーを何度か繰り返すのですがパーの時の手の小さいこと。

本当に少し前まで幼稚園、保育園児だったのだなあと、胸がキュンとしてしまいます。

この子らが一年後にはハングルの母音、子音、パッチムを習い終え、殆どの日常会話をウリマルでできるようになるのです。

道のりは長く、決して楽ではありませんがその日を描きながら、この子たちと一歩一歩あゆんで行こうと思います。

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