アンニョンハシム二カ!
先日12月4日(土)にアボジ会が企画した、ドキュメンタリー映画『私はチョソンサラムです』の上映会が行われました。
この映画は韓国のキム・チョルミン監督が、初めて出会った在日朝鮮人に興味を抱き、それから18年もの間、日本とソウルを行き来して、1世から4世まで、日本で在日朝鮮人として生きる人々の民族的自負心を活写した記録です。
私はチョソンサラムです -予告編-
https://www.youtube.com/watch?v=fNS9DB423lk
当日は映画『蒼色のシンフォニー』の監督で有名な朴英二氏が来校されて、上映の準備を行ってくれました。
上映時間が近づくにつれて、客席がどんどんと埋まっていき、その関心の高さが伺えます。
映画が始まるや、食い入るようにスクリーンに見入ってしまいます。
「70年以上日本でチョソンサラムとして生きる理由」
植民地からの解放、祖国の分断、今なお続く民族差別のなかで、在日朝鮮人がどのように生きてきたのか。
スクリーンに映し出される過去、現在、そして未来への希望に、多くの観覧者の目頭を熱くさせます。
見終えた方々は異口同音に、一人でも多くの人に知ってほしい大切な内容が含まれた映画だと言います。
上映後のトークショーでは、朴英二監督から映画の制作秘話や、学生たちへの貴重なメッセージもいただきました。
一緒に映画を観た中級部学生たちには、少し難しかったかもしれませんが、いつの日かその意味を理解する日が来ることでしょう。
アボジ会 チョン・リョンス