ウリ民族フォーラムを知ろう!

ウリ民族フォーラムとは?

在日本朝鮮青年商工会(青商会)は、「豊かな同 胞社会のために!コッポンオリたちの輝かしい未 来のために!広げよう、青商会ネットワーク!」 という結成当初からの使命と目的を果たすため に、重要なイベントを行おうと考えました。その イベントの一つが『ウリ民族フォーラム』です。

民族フォーラムを開催する方向性は、民族教育・民族文化・民族風習を基本テーマに据える、ということでした。民族にこだわるという青商会活動の根本的な発想でした。

最初のフォーラム開催を受けて立ったのは、北海道青商会。

北海道青商会は、中 央青商会結成(1995.9.6)以降、全国で最初に地方青商会を結成したところであり、 過去においても青年商工人協議会活動を力強く進めてきた地方の一つでした。

96年6月26日に、ウリ民族フォーラム‘96 in 北海道が、北海道朝鮮初中高級 学校で開催されました。

パネルディスカッション(「ウリ民族教育―子どもたちの 未来を見つめて」)や民族権利講演(「世界にはばたけ、青商会!」)、宴会と斬新 な公演なども織り交ぜ、翌日27日にはチャリティーコンペが行われました。(延べ 300人が参加)

翌年には 6月24 日に山口海峡メッセ下関でフォーラムが行われ、300人もの青商 会会員たちが参加することで、「広げよう、青商会ネットワーク!」のかけ声のもと、青商会活動の幅をひろげるきっかけになりました。

その後、ウリ民族フォーラムは東京、兵庫、愛知、広島と毎年開催され、青商会活動を活気づけ、会員ばかりか同胞・学生たちにも大きな勇気と希望を与える場となっていきました。

04年福岡、05年京都、06年神奈川、07年岡山、08年千葉、09年茨城とみな素晴らしい特徴と意義を持ったフォーラムが開催されました。

岡山でのフォーラムは、いわゆる「中小県」といわれる同胞数が比較的に少ない 地方でも中身のあるフォーラムができることを誇示し、岡山フォーラムをきっかけにNPO法人ウリハッキョが設立されました。

千葉は、テーマを「ICHIBAN」として、「検証」 「実践」「提案」を通して「元気な同胞社会と新 たなステージ創り」という課題にのぞみ、祖国 訪問や経済支援事業・民族教育子ども応援事 業・情報ネットワーク事業などを実践し、当時 の中央青商会会長は、千葉フォーラムの特徴を

「提案型から実践型のフォーラム」になったと 評しました。09年には、茨城フォーラムをきっかけにセッピョル学園が始まり、これは後に 北海道、中四国、九州、中部地方など各地に伝 播されました。

その後、フォーラムはパワーアップを続け、現在では総連と在日同胞社会の確固とした「年中行事」になっているといっても過言ではないでしょう。

12年宮城フォーラムでは、震災後に相互扶助の力で立ち直る同胞たちの絆を描き、ALL東北プロジェクトが立ち上がり、13年大宮ソニックシティで行われた埼玉 フォーラムには3200人もの観覧者が参加し、県下10%の同胞たちが参加した「1000人大合唱―同胞社会の『万豊年』」は参加者みなに新たな夢と希望を与えました。

その後、長野、大阪、愛知、兵庫、九州で開催された民族フォーラムも、例外なく大多数の同胞たちの支持と支援の中、多くの同胞たち、学生たちに力と勇気を与え、青商会の力で同胞社会を活性化させ、民族教育を守り、未来を創造する素晴らしい行事となっています。

今回、東京・足立が開催する「ウリ民族フォーラム 2021 in 東京・足立」には、これまでの『提案型』『実践型』のフォーラムに『検証』を加え、新しい世 代の青商会が地域同胞社会の柱となって活躍する姿と、未来にも同胞社会の絆を守っていく覚悟が集約されています。

また東京青商会が歩んできた25年の歴史を振り返りながら、四半世紀を紡いできた青商会の本懐を受け継いでいくセセデたちの 気概が大いに発揮されることでしょう。

民族フォーラムと青商会、青商会と同胞社会。

この年中行事を成功させてきた裏側には、青商会世代の情熱と魂、気合と覚悟、そして実践が込められています。

歴史を守り、未来を見据え、同胞社会の核となる『絆』を守り、明日のための今日を生き、活動する東京・足立地域青商会の姿、12月12日に東京朝鮮文化会館で目に焼き付けてください。

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