大分前のお話ですが、一年生「あるある」です。
1年生は課題帳(ドリル)の「問題」をよく見落とします。問いをよく読まずに答えを書こうとするのです。
教員は、すみから、すみまでじっくり読むように指導するのですが……
教員:みなさん、問題文はみなさんへの「めいれい」なんです。「めいれい」だから問題文に書いてあるとおりにまちがいなく答えなくてはいけません。
命令ってわかります?知らないですよね。
子:知ってます!!神さまのめいれいには、したがわなくてはいけません!
この児童は宗教系の保育園に通っていました。神様が身近な存在だったのですね。
すばらしく凛とした声で答えたものですから、感動に似た衝撃をおぼえました。
話をもどしましょう。
教員:そうなんですね。では日本語課題帳の問題文は日本語の神様からの「めいれい」
ということで。みなさん、神さまの「めいれい」にしたがいましょう。
なぜか、うれしそうな子どもたち。
以降、教室には国語(クゴ)、算数、日本語等、万(よろず)の神さまがいらっしゃいます。