ジャガイモ、ホウセンカ、ミニトマト、キュウリ。
初級部6年では、理科授業で植物飼育を積極的に行っています。
収穫の日を待ちわび、毎日植物に水をやりながら丹念に育ててきました。
6月に入り、キュウリがすくすく成長して、ついに収穫時期をむかえました。
大きく育ったキュウリを見つめ、早く試食しようとせがむ生徒たちの眼差しが眩しく感じられました。
「そういえば、このキュウリを見て、幼稚班のオリニが食べたいって、幼稚班の先生が話してたなぁ…」
「・・・」
「じゃあ、幼稚班オリニに先にあげようよ。」
「そうしようよ。」
生徒たちはそろって、賛成意見!
ということで、初収穫のキュウリは幼稚班にあげることとなりました。
クラスを代表して何人かの生徒たちが、大きなキュウリをもって幼稚班室にはいると、
「うぁ~すご~い。」
「おっき~い。」
オリニたちは目を丸くして、歓声をあげました。
「みんなで食べてね。」
キュウリをわたすと、オリニたちは笑顔で「コマウォヨ。(ありがとう)」と、ウリマルであいさつしてくれました。
生徒たちの顔にも、笑みがあふれました。
教室に向かいながら生徒たちに感想を聞くと、
「コマウォヨって挨拶してくれて、嬉しかったです。」
「オリニたちにあげて良かったです。本当に可愛かった…」と満足そうでした。
これも、大きな収穫です。
後日、収穫した二つ目のキュウリを生徒たちと試食しました。
みんな、みずみずしく本当においしいと、笑顔、笑顔、笑顔満開です。
これは、担任である私にとっての大きな収穫です。
これからも、6年生徒たちと一緒に、大きな成果と笑顔をたくさん収穫するため、一層、頑張っていこうと思います。
次は、ジャガイモかな…