水害に備えましょう!-足立同胞生活相談センター-

アンニョンハシンミカ、今年は4年ぶりにエルニーニョの発生や台風などで日本各地に被害が出ております。

私たちが住む東京は水害に対する被害想定をどうしているかなど「水害」についていくつかご紹介したいと思います。

 

-河川の氾濫・堤防の決壊による「外水氾濫」(2017年国交省発表)

 

未曾有の豪雨で荒川の堤防が決壊した場合の被害想定

 

堤防決壊から7時間後:足立区・北区・板橋区・荒川区が浸水

 

堤防決壊から12~13時間後:水が地下鉄を伝わり東京駅でも浸水・地下鉄が水没

 

もっとも大きい被害が想定されているのは荒川と江戸川氾濫による江東5区(足立区・葛飾区・墨田区・江戸川区・江東区)は住民の9割約250万人が住むエリアがほぼ全域が浸水することになります。

 

ここがポイント→江東5区避難計画では高い建物に避難する垂直避難は“最終手段”、区内に避難場所はないとしており区外に避難する“広域避難”を呼びかけおります。

東京では最大74万人の広域避難先が必要となりますが確保数は想定人数の1/3程度(2022年時点)となっております。

 

広域避難のポイントは“自主的に・より早く・分散する”です、危険な予報が出たら自主的に早めに行動しピークをずらす、避難先は親戚や知人宅、ホテルなどの施設で人が集中しないとこを前もって決めておくこが重要です。

 

-雨水や河川の水位上昇による水の逆流「内水氾濫」

 

水害による被害の割合は全国では外水氾濫6割:内水氾濫:4割にたいして東京は外水氾濫3割:内水氾濫:7割と被害状況が逆転しております。

 

内水氾濫のメカニズムは“複雑で予想が難しく専門家の調査が必要”とされています。

そんな中東京都水道局は地域住民に向けた水害への事前対策例を発信しております。

 

URLはこちらです→https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/living/a3/shinsui_zero/

 

対策例として雨水ますの能力確保、土のう・水のう・止水板等の準備などが紹介されておりますのでぜひ一度ご覧ください。

 

9月・10月は台風シーズンでもあります、備えあれば患いなしです!

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